最近は鏡音NTで音圧を出すのにハマっています。作例はこんな感じです。
調声は、ローカット→Oxford Dynamics→1176→LA2A→Pultec→RS124→サチュレーター、という組み合わせにしました。その後のボーカルバスは基本AR TGで、英国機材に主に頼った感じです。
1176→LA2A→Pultec、というコンプチェーンは、J-POP的で一般的な(手に入れやすい)方法を取り入れたと思います。都合4台のコンプをかけていますが、リダクションは教科書的に-6db前後に抑えています。それぞれのコンプでほとんどリダクション自体はかかっていないですが、ピークを徐々に削っていく形にしました。
具体的には、まずOxford Dynamicsでデジタル的に瞬発的なピークを削ります。ここで-1.5db程度。次に、FETコンプの1176系で大きいピークをVUメーターで-3db程度で削り、さらに、LA2Aでなんとなく0.5db程度針が動くように削ります。ここで普通は音圧を出してしまうのでしょうけれども、次のPultec (EQ)ですぐピークを過ぎてしまうので出力は小さめにして、ディエッサー的に10kHzを上げて、同時に下げます。さらにRS124ですが、フューズスイッチを入れて放置です。これはお好みだと思います。最後はサチュレーターで艶出ししながら、ボーカルバスに送る音量を調整します。
サチュレーターは、内部的なピーク(赤いランプ)がつかない程度にして、フェーダーで多少振り切れても、64bit floatなので、あとでバスのゲインを下げれば大丈夫です。
さて、ボーカルバスの入り口で-8db程度絞った後、Abbey Road AR TGを使います。これは面倒臭いので省略しますが、複雑で楽しいです。お好みで、今回はオリジナルモードのコンプを選びました。扱いやすさはモダンの方がいいかもしれません。
最後に、Sonnoxのリミッターを適当にかけて、調声はおしまいです。
別の作例ですが、内部処理のシグナルチェーンは同じにして、マスタリングは別段にしているので、品質一定も保てました。結局気になるところはオートメーションで弄るのでまあそう簡単にはいきませんが、個人的な基本構成はこんな感じで、実際よい結果が出たのでよいかと。
FETはLogicの元から入っているコンプでも選べると思います。是非やってみてください。なかなか捗ります。ではでは!